中国国家統計局より、中国2010年の名目GDPは58786億ドルで、日本名目GDPの54742億ドルを抜き、米国に次いで世界2位になる。
ただ、人口で割った1人当たりでみると、中国は日本の約10分の1で、順位は世界100位以下になる。貧富の格差や資源の浪費、公害など成長のひずみも目立つ。
「経済の全体量が拡大し続けているとはいえ、冷静に見なければならない。中国の発展のしかたはまだ粗放であり、合理化せねばならない重大な経済構造がたくさんある。経済発展の質の面ではまだ課題が多い」と国家統計局の馬建堂局長が強調した。