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鳥インフルエンザ関連情報(第27報)
1.24日は、中国本土については、新たな感染症例の報告はありませんでした。また、24日に中国疾病予防コントロールセンターが発表した感染者・死亡者総数によれば、江蘇省で治療中だった患者1名が新たに死亡した模様です。
2.台湾の衛生署疾病管制局は、24日、3月28日から4月9日まで江蘇省の蘇州に出張していた台湾人男性(53歳)が、鳥インフルエンザA(H7N9)に感染していたことを新たに確認したことを発表しました。
3.これにより、中国本土における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、河南省、山東省の2市5省の計109名(上海33名、安徽4名、江蘇24名、浙江42名、北京2名、河南3名、山東省1名)となり、そのうち、死者は23名(上海12名、安徽1名、江蘇4名、浙江6名)となりました。
※上記感染者数には、臨床症状がなかった北京市の男児の感染例1例が含まれています。
4.上海市は、24日、市と区(県)の2つのレベルの疾病コントロール機関が、全市の130の発熱外来を開設している医療機関に対し、原因不明の肺炎について主導的に調査したところ、発熱を伴う肺の炎症を起こした患者の総数は、正常の変動範囲内であったことを発表しました。また、27の総合病院のインフルエンザモニタリングステーションは、23日、24日両日の上海市内のインフルエンザ感染状況は落ち着いていると報告しました。
5.中国国家衛生・計画生育委員会及びWHOが共同で発足させた鳥インフルエンザA(H7N9)調査グループは、24日、北京で報告会を開き、ヒト-ヒト感染を示す証拠は見つかっていないが、限定的なヒト-ヒト感染があっても不思議ではなく、監視を強める必要があること、持続的なヒト-ヒト感染は発見されていないこと、感染源は未だ明らかではないが、感染リスクは活きた家禽を扱う市場に集中しており、ウイルスが感染した鳥類(特に家禽類)及びウイルスに汚染された環境は最も可能性が高い感染源であること等を報告しました。
6.かかる状況を受けて、在留邦人の方におかれては、以下の諸点にご注意願います。また、労働節期間中の旅行に関しては、17日付で在上海日本国総領事館ホームページに掲載されている「鳥インフルエンザ関連情報(第19報)(労働節期間中の旅行についての注意喚起)」もご参照願います。
(1)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。医療機関受診の際の注意点等については、3日付で在上海日本国総領事館ホームページに掲載されている「鳥インフルエンザ関連情報<国立感染症研究所の解析結果及び医療機関受診の際の注意など>」も御参照下さい。
(2)不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。また、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。
(3)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。
(4)その他、感染地域滞在の注意事項については、外務省の海外安全ホームページ「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
また、在上海日本国総領事館ホームページに関連情報が掲載されていますので、ご参照下さい。
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