HOME > お知らせ > 4月6日現在上海市の状況(鳥インフルエンザ関連情報
鳥インフルエンザ関連情報
(江蘇省における新たな感染例の発生など)
1. 江蘇省衛生庁は、5日、「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスの感染が新たに2例確認され、感染の疑い例が2例あることを発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)感染者の状況
(ア)女性、殷某、61歳、南京市秦淮区市民、退職者。3月20日発病、4月2日、病状悪化により南京市某医院に転院して治療中も重体。5日にH7N9型トリインフルエンザウイルスの感染診断が確定。濃厚接触者12名については、現在までに発熱や呼吸器の異常症状は見られていない。
(イ)男性、陸某、79歳、南京市秦淮区市民、退職者。3月21日に発病、31日に病状悪化により南京市某医院で治療を開始し、現在重い症状。4月5日にH7N9型トリインフルエンザウイルスの感染診断が確定。濃厚接触者53名には発熱や呼吸器の異常症状は現時点で見られない。
(2)疑い例の発生
5日、江蘇省専門家チームは、原因不明の肺炎を発症している2例(無錫市濱湖区の張某及び蘇州市呉江区の趙某)について診断を行い、感染の確定診断の根拠は不足しているため、疑い例と診断した。
2. 上海市政府は、5日、記者会見を開き、3日に「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスの感染により死亡した上海市の女性の濃厚接触者1名が発熱などの症状により隔離されていた件に関し、同濃厚接触者は「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスに感染していなかったことを確認したと発表しました。また、同5日、上海市政府は、6日以降、家禽類を生きたまま売買すること、上海市の外部から生きた家禽類を持ち込むことを当面禁止し、生きた家禽を取り扱う市場を当面閉鎖することを発表しました。
3. これにより、「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスの感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省の1市3省の計16名となり、そのうち、死者は6名となりました。
4. かかる状況を受けて、在留邦人の方におかれては、以下の諸点にご注意願います。
(1)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見
られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。医療機関受診の際の注意点等については、3日付で在上海日本国総領事館ホームページに掲載された「鳥インフルエンザ関連情報<国立感染症研究所の解析結果及び医療機関受診の際の注意など>」も御参照下さい。
(2)生きた鳥が売られている市場等はできる限り避け、不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。また、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。
(3)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。
(4)その他、感染地域滞在の注意事項については、外務省海外安全ホームページの「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照下さい。
5.また、次のとおり在上海日本国総領事館ホームページに関連情報が掲載されていますので、ご参照下さい。
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