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【深刻な大気汚染】
最近大気汚染深刻な中国で話題になっている。ぜんそくや肺がんとの関連性が指摘される大気中の直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質「PM2.5」の数値が急上昇し、1月以降一番すごい日は20日で北京市内のPM2.5の平均値が1立方メートル当たり382ミリグラム(ちなみに、アメリカ環境保護庁(EPA) が定めた大気汚染の指標で、100を超えると「敏感な人の健康に悪い」、400を超えると「人体に有害」)上海市でも24日の空気汚染は重度汚染のレベルに達し233ミリグラムを記録した。
政府環境保護機関は、幼児・老人及び心臓病や肺病の患者が室外活動を一時停止されるべきと警告。一般市民にも室外活動を控えるよう呼びかけた。
要因は自動車の排出ガスや化学工場の排煙とされ、これを控えるため、中央政府は新たに排出基準を執行する予定。化学工業の企業への監察力を高め、主要生産設備の日常点検作業を強化し、工事現場のほこりを控えさせる内容。適正水準を超えた日は工場の閉鎖や石炭燃焼の自粛、一部車種の走行禁止など
上海市でも、一般市民がスマートホンなどで汚染観測手段である「上海空気質量」のバージョンアップや「空気汚染警報」の功能を追加する予定(一か月以内に完成)。また排出ガスを控えるため、上海市内で今年度内に現在よりレベルの高い「国V」という排出標準を執行される予定。
【上海両会(人民代表大会と政治協商会議の略称)が開催 1/27】
上海両会が開催され、全国両会に提出する議題を選んだ。下記が主な内容。
□経済方面
GDPについて、今年の目標は7.5%。実験的な自由貿易園区を設ける予定。不動産市場の調節政策を徹底的に執行すること。
□民生方面?
上海未来の5年計画:市民収入を増加し、合理的に人口規模をコントロールする
□環境方面
これからの5年間で、インテリジェント、低炭素、住みやすい都市を建設し、人口資源環境がさらに協調を取れるように努力する。都市情報化の全体レベルが国際的に先進レベルになるようにする。環境保護への投資を上海市GDPの約3%を維持。
□所得
2020年までに、都市と農村住民の1人当たりの収入が2010年の倍増となることを実現
これからの5年間で、経済発展方式の根本的な転換を実現するように努力し、サービス経済を主にした産業構造を基本的に形成する。地方財政収入と経済が同時に成長することを維持する。第3次産業の総生産の上海市総生産に占める割合が65%以上に達する。研究開発経費支出が上海市総生産に占める割合が3.3%以上に達するよう目標。
□インフラ
これからの5年間で、2級中古以下の住宅を350万平方メートル改造し、地下鉄運営路線が600キロ以上に達する。
【日本車メーカーの中国シェアは回復の兆し】
中国自動車工業協会によると、2012年の中国新車販売台数は、前年比4.3%増の1930万6400台。4年連続の世界一。12月だけみると、日本車は前月比で27.6%増となり回復基調。国別シェアでも、14.85%で外国車ではドイツ、米国を抜いて第一位を取り戻した。
【春節の訪日観光】
民間機関の旅行社への聞き取り調査では、春節期間の訪日旅行は上海市で1500人程度で、昨年比で1/3程度。杭州で前年比1/8程度、広東省でも1/5程度、北京でも1/3程度という厳しい状況。
【上海市内の小売等の販売状況】
■市内のデパートや小売店の状況
・高級デパート、大手スーパーでは日系製品の棚外しなどもなく平常どおりの模様。
・電器量販店・デパートなども日本製品は平常通り売られている。
・日系コンビニでも日系製品通常通り売られている。
・その他、ショッピングモールやローカルスーパー等で目に見えての変化は今のところ大きいとは思えない。
■日本料理店の状況
・客足はほぼ平常に戻っている。一般的に中国人客が6割ぐらいいる。
■日系化粧品メーカーの情報
・上海市内の有名どころの高級百貨店やスーパーでは問題なく売られている。
■日系飲料メーカーの状況
・上海市内では特段影響なく売られている。
■日系食品メーカー
・上海市内では特段影響なく売られている。
■日系家電メーカー
・上海市内では変わらず日系製品が売られている。
■ホテル業界の状況
・日系ホテル、ローカル系ホテルとも出張者はもどりつつある。
・ただ、春節前後は元来閑散期なので3月期が回復を示す目安になる。
■通関の状況
・一部、海産物系の通関が1ヶ月以上遅延しているという報告がある。
・一般の荷物の輸送も影響がなく見える。
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