第六回全国人口調査(2010年に実施)の資料によれば、上海市労働力の平均年齢は35.46歳であり、1982年時点で労働人口の平均年齢が32.59歳、2000年(第五回)には35.33歳だったに対し、労働人口の高齢化が数字の面から明らかになっています。産業別の就業率では、第三次産業が54.5%で、前回人口調査の時点と比較して11.9%増となっていて、第三次産業が第二次産業の42.6%を抜き最大数を占めるようになりました。(ちなみに、第五回調査では、第一産業は11.5%、第二産業は45.9%、第三産業は42.6%でした。)
なお、「上海市千人計画」(海外ハイレベル人材招致)も話題になっています。全国、上海の発展戦略のニーズに応じて、海外の高級人材を招致し、政府或いは会社から、100万元の支援をすることになりました。2011年11月4日、第一陣の「千人計画」に選ばれた160名のリストは発表されました。その優秀な人材たちは、15ヶ国及び地域の出身となっています。その中には、アメリカ在住が100人で、国籍別で見ても外国人88人のうち、アメリカ国籍が一番多く60人となっています。最高学歴は博士、141人で、88%占めています。